加熱装置の使用方法
1)リアクターのセット完了後、加熱装置内の回転駆動軸の取り付けリングにリアクターをセットし、蝶 ネジにて固定します。蝶ネジ付属のナットは、蝶ネジの緩み防止用です。付属のスパナで緩み防止を 行なって下さい。取り付け配置は、重心のバランスを考慮して、対角線上に同じ容積のリアクターを2個1組でセットします。
※リアクターの取り付け配置をアンバランスに配置すると、回転駆動軸および減速ギアの故障の原因となりますので、絶対にアンバランスな取り付け配置は行なわないで下さい。
2)加熱装置のスイッチ(加熱装置の右側)を入れ、設定温度、設定時間をセットします。その際、加熱装置に関する取扱説明書を必ずご参照下さい。
※本装置の型式末尾に「A」が付いている機種は、プログラム設定が可能です。(オプション機能)
3)回転駆動装置のスイッチを入れ、回転数をセットします。
回転数は「10?15rpm」が最良と思われます。高速回転にしますと遠心力により、内容液が十分に攪拌することが出来ませんのでご注意下さい。リアクターが回転軸の「上」の地点で、内容物がリアクター内で落下することにより攪拌の促進を行なっています。
<注意>
■運転中に加熱装置のドアを開けると、回転駆動装置の緊急停止機能が作動致します。
ドアを閉める際には、必ず回転駆動装置側のスイッチを「OFF」にし、速度調節ツマミを「ゼロ」に戻して下さい。
「ON」にセットした状態でドアを閉めますと、回転駆動装置が急作動するため高負荷が加わり、減速機ギアの故障の原因となりますのでご注意下さい。またその際、リアクターの取り外しは絶対に行なわないで下さい。
■スイッチBOXの分解および外部から強制的に「ON」状態になるような行為は、絶対に行わないで下さい。